2017年12月7日

しみ🌞相談②

皆様、こんにちは。

皮膚科医の中川です😊

 

今回は、前々回の『 シミ🌞相談① 』の続きです。

シミの種類と原因についてはご説明しましたので、今回は主に治療についてお話したいと思います。

 

シミの治療

 

🌞老人性色素斑

①Qスイッチレーザー

老人性色素班に対する治療効果が非常に高いレーザーです。

当院では、QスイッチNd:YAGレーザー(CUTERA myQ:dual)を導入しています。

治療回数は、1回の照射でとれることがほとんどですが、稀に数回必要なこともあります。

治療後は、テープ保護を10日前後して頂きます。

治療後はかさぶたが形成され、10日前後ではがれていきます。

自然に剝がれるまでは、くれぐれも無理にかさぶたをはがさないでください(これが重要ポイントです☝)

カサブタがはがれて一旦は色が薄くなったのに、2〜3週間後に再びシミが戻ってくる、という経過を取ります。

このシミは、老人性色素斑の再発ではなく炎症後色素沈着ですので、Qスイッチレーザーを再び照射しても意味が無く、美白の内服や外用剤、トーニングレーザーなどで薄くしていきます。

指導通りにしていただきますと、3ヶ月~半年程度で色が薄くなりますので、アフターケアをしっかり行いましょう!!

また、色白の方は照射後の赤みがでやすい傾向があります。

 

✨アフターケア✨

紫外線対策 

保湿

摩擦をさける

医療用美白剤の内服(トラネキサム酸、ビタミンC、E)および外用(ハイドロキノン、ルミキシル)

 

②光治療

当院ではCUTERA社のライムライトという機器を導入しています。

光治療は、Qスイッチレーザーよりダウンタイム(かさぶたや赤みなど)が少なく、照射後にテープ保護の必要性もなくお化粧することができます。逆に考えると、赤みや炎症後色素沈着などのリスクは低いのですが、しみをとる効果としては弱くなります(レーザーはしみを除去する、光治療はしみを薄くすると考えてください)。

たくさんの老人性色素斑が存在したり、そばかすなどの表在性のしみが混じっている場合、シミ治療と同時に美肌・アンチエイジング効果もほしいなどの要望があるときは光治療がおすすめです。

 

🌞脂漏性角化症

従来は、『液体窒素』で保険治療してきました。しかし、液体窒素では深さの微調整ができません。きれいに治療したい方には、レーザー治療をお勧めします。炭酸ガスレーザーで慎重に治療すると、1週間~2週間ほどで傷が目立たなくなります。

盛り上がりの程度が非常に軽度の場合は、しみ治療同様にQスイッチレーザーでも治療が可能なこともあります。

 

🌞雀卵斑

①光治療

非常に効果が高く、当院でのそばかす治療の中心を担っています。 1回目から効果を実感して頂けますが、満足行く効果を得られるまでには複数回の治療が必要になります。

②Qスイッチレーザー

ひとつひとつのそばかすにレーザーを反応させて薄くする『ピンポイント治療』です。

数が少なく1回で治療したい方や、光治療(ライムライト)でどうしても薄くならなかった部分などに向いています。

Qスイッチレーザー後は、赤みやカサブタができてしまいますが、数が少なければそれ程目立ちません。

 

🌞肝斑

①紫外線対策

肝斑は、紫外線による刺激が大敵です。

そもそもの肝斑はひどくなかったとしても、紫外線の刺激でメラノサイトが敏感に反応してしまう状態なので、メラニンが過剰に産生されてしまいます。

紫外線対策として、UVクリームやUV効果のあるファンデーションをお選びだと思いますが、高い数値のものを使っているからと安心せずに、しっかりムラなく塗ることや、汗をかいたりメーク崩れしていたらこまめに治すなど、UV効果を高める・維持する注意をしましょう。

肝斑は肌への刺激を敏感に感じる傾向にあるので、いつものUVケアが刺激になる場合があるので、紫外線散乱剤やケミカルフリー、アルコールフリーなど、配合成分にも気を付けてください。 SPF30以上のものは、どうしても紫外線吸収剤を配合したものが増えます。

さらに、遮光性の高い日傘や帽子の着用をおすすめします。

 

②スキンケア

肝斑は、肌のちょっとした刺激や摩擦でも敏感に反応してしまいます。

毎日、肌の摩擦をしていない様でも、実は目元や頬には良く手がいきがちな部分なのです。

スキンケアでも気を付けましょう。

特にクレンジングや洗顔でグルグル、ゴシゴシと強く触れるのは避けて、優しい感触で肌に負担なく洗えるもの(オイルクレンジングは避けて、泡タイプなどがおすすめ)を選びましょう。

また、コンシーラやリキッドファンデーションも使用を避けて頂きたいです。

スクラブや洗顔グッズを使った洗顔はやめましょう。

ファンデーションを付ける時のパフも、なめらかな肌触りのもの、クッション性の高いものを使ってください。 パフは使い続けていると、固くなりザラザラしてきますし、雑菌も繁殖しやすくなります。 外出用のファンデーションケースに入れっぱなしだと、ゴワゴワしてきますので、こまめに洗って、清潔にしましょう。

③トラネキサム酸

肝斑の飲み薬治療の中心的な役割を果たすのがトラネキサム酸です。

トラネキサム酸はメラニンを作る細胞(メラノサイト)の活性を促す「プラスミン」の働きをブロックします。

メラニン産生を抑え、肝斑を予防し、薄くします。他のビタミン剤(ビタミンC、E)の内服とともに数ヶ月間続けることで、効果が得られます。

塗り薬との併用が効果的です。

内服薬と外用剤は、トーニングレーザー治療の効果を上げるためにも併用して頂きたい、肝斑のスタンダード治療です。

④医療用美白外用剤(ルミキシル、ハイドロキノン)

ハイドロキノンは、イチゴや麦芽、コーヒーなどに含まれる天然成分です。

 シミの原因であるメラニンを生成する酵素チロジナーゼの働きを阻害する作用と、メラニン色素を生成するメラノサイト(色素細胞)そのものに働きかけ減少させる効果を期待することができます。

最大の特徴は、これからできるシミを予防するだけでなく、すでにできているシミにも効果が期待できるという点です。

メラニンは紫外線などの刺激によって酸化され、黒く濃くなる性質を持っています。ハイドロキノンは還元作用により酸化を還元し、メラニンの色を薄くする働きもあるのです。

ただし、作用が強い分、副作用(赤み、かゆみ、白斑など)がでることもあります。

漠然と長期間のご使用はひかえて、定期的に診察をうけて頂きながらご使用ください。

ルミキシルは、シミの原因となるメラニンの生成の元であるチロシナーゼを抑制、阻害します。

メラニン生成を均一に抑制するため、部分的に白くなる白斑になるリスクもなく、加齢や紫外線によってできるシミ、ソバカス、くすみや色素沈着、肝斑を改善します。

ルミキシルは天然由来のアミノ酸配合なので副作用はなく、非毒性、非刺激性のため、肌へのダメージが無く、敏感肌、乾燥肌でも心配なく、安心して安全に使用することができます。

⑤レーザートーニング

肝斑(かんぱん)は従来、レーザーはタブーとされており、美白の内服薬と外用剤で治療するのが常識でした。

確かに内服と外用剤のコンビネーション治療は効果がありますが、色が薄くなるまでに時間がかかるので、途中で治療を挫折してしまう方が多いのが欠点でした。

また、内服薬を長期服用することに対して抵抗感を感じる方もいらっしゃいました。

肝斑治療のためのレーザー(レーザートーニング)ができ、レーザーで積極的に肝斑を治療することが可能になりました。

レーザートーニングでは炎症を起こさせない程の微弱なレーザーを照射し、しみの色素・メラニンだけを破壊して肝斑を薄くしていきます。

レーザートーニングをすることによって、透明感、ハリ、ツヤが生まれ、しわや毛穴も同時に改善します。

 

🌞後天性真皮メラノサイトーシス

通常のシミと違って色素が皮膚の深い層にあるため、皮膚の浅いところをターゲットとする光治療(ライムライト)では改善しません。

Qスイッチレーザーは黒い色に反応し、設定によっては深い色素にまで働きかけることができ、後天性真皮メラノサイトーシスにも効果が高いレーザーです。

Qスイッチレーザーを深くまで浸透する設定で照射し、2〜3ヶ月おきに3〜5回治療を行います。

 

🌞炎症後色素沈着

炎症後色素沈着はほとんどのケースで時間経過とともに軽快していきますが、かなり長期間続くこともあり、早く消したい、積極的に治療を行いたい場合などは以下の治療が選択できます。

 

①医療用美白剤の内服(トラネキサム酸、ビタミンC、E)

肝斑治療にも使う内服薬で、炎症後色素沈着にも有効です。

ただしこれだけですぐに良くなるわけではないので、他の方法と組み合わせて使うのが良いでしょう。

 

②医療用美白剤の外用(ハイドロキノン、ルミキシル)

 

③レーザートーニング

弱いパワーでレーザーを照射するため肌にとって刺激を重ねてしまうことになりません。

元々、炎症後色素沈着は肝斑と親戚のようなものです。

そのため、主に肝斑治療に用いられるレーザートーニングは炎症後色素沈着にも効果があります。

体(肘や膝、股の内側、お尻)の黒ずみなど、ある程度面積のある部位の治療に向いている方法です。

当院では、しみとりの施術後や肝斑の方には、美白内服セット(トラネキサム酸、ビタミンE、ビタミンC)を処方しております。

30日分 ¥2400円 と非常に低価格でご購入して頂けます。

 

以上、しみの治療についてご説明いたしました。

細かくは記載しきれていない部分もありますが、これ以上につきましては実際に診察させていただき、そのうえで治療方針について詳しくお話させていただきたいと思います。

 

シミでお悩みの方、シミが気になりだした方は、是非当院へご相談にいらしてくださいね💖

 

『シミのご相談・治療』は、心斎橋Aiクリニックで!(◍>◡<◍)✧♡

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