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顔にできるシワの3つの種類と対策を解説

顔に出来る老化現象のひとつ、「シワ」にはいくつかの種類があることをご存知でしたか?

一見同じように見えるシワ。実は原因によって3つに分けることができます。このドクターズコラムではシワの種類とその原因別対策方法を解説していきます。

シワを気にする女性

シワの種類と主な原因

小じわ
表情ジワ
真皮ジワ

小じわの特徴

小じわはちりめんじわとも呼ばれるシワで、目元や口元などの皮膚が薄くデリケートな部分にできやすいのが特徴です。
小じわは肌老化が気になってくる30代以降だけでなく、年齢が若くても出来るので注意が必要です。

小じわのイメージ

小じわを防ぐ対策

保湿スキンケア

ずばり乾燥を防ぐこと。保湿対策が重要です。肌内部の角質層の水分量が低下し、その体積がしぼんでしまうことで小じわができます。

さらに乾燥肌となる原因は、保湿不足のほかにも紫外線によるダメージや大気による乾燥、喫煙、乱れた食生活や生活習慣、加齢など様々なものがあります。だから若い方でも小じわが目立ってしまうのです。

小じわを対策&予防する医療美容

水光注射できらめきとハリを

浅いちりめんジワや小じわにお悩みの方には水光注射(ヴィタール・インジェクター)が向いています。水光注射はヒアルロン酸を中心にお肌のお悩みに合わせた薬剤を注入する治療法です。お肌の内側からみずみずしさが生まれ、きらめきとハリが出てきますよ。美容大国ともいわれる韓国ではさかんに行われている施術のひとつです。

小じわの他にも、かさつきやごわつき、毛穴の開き、お肌全体のハリが気になる方にも効果が期待できます。

水光注射の詳細をみる

水光注射の施術機械
ジェネシスのレーザー治療

ジェネシスは、コラーゲン生成を促進するほかに、レーザーピーリング効果や赤ら顔の改善、産毛の除毛効果まで期待できます。レーザーが優しく作用するので、やけどなどの副作用リスクはほとんどありません。

ジェネシスの詳細をみる

ジェネシス施術機械
PRP(濃厚血小板シワ治療)

PRP(濃厚血小板シワ治療)ではご自身の血液を使用して、シワを改善します。こちらは小じわのほかに、目の下に出来やすいくぼみやクマ、首のシワやたるみにも効果的です。

濃厚血小板シワ治療の詳細をみる

PRP治療

表情ジワの特徴

表情ジワは、笑ったり、怒ったり、困った時など表情をかえることでできるシワです。「笑いジワ」なんて呼ばれることもありますよね。
この表情ジワは眉間や目じり、額、鼻根部などに出来やすいのが特徴です。

表情ジワ

表情ジワは顔の筋肉である表情筋の動きで目立ってしまい、加齢と共に深くなるのが特徴です。また表情ジワは、エイジングケア化粧品やスキンケアだけでは改善が難しいので注意が必要です。

表情ジワを防ぐ対策

表情筋のエクササイズ

表情ジワの主な原因は表情筋の衰え。また表情の癖が顔に刻まれたものであります。加齢などでコラーゲンやエラスチンが減ってハリがなくなると、どんどん顔の癖が戻りにくくなるのです。すると、長年表情の癖が顔に現れ、困った時に出来る眉間のシワや驚いた時に出来る額のシワなどが、無表情であっても顔に残ったままになってしまいます。

このような表情ジワは筋肉の問題なので、エイジングケア化粧品などでケアしても効果は期待できないでしょう。表情の癖はなかなか取ることが難しいので、「表情筋」を鍛えるエクササイズをすることで、シワの定着を防ぐことができます。

表情ジワを対策&予防する医療美容

表情ジワの改善には医療美容が最適です。目尻や眉間、額、鼻根部、顎に出来る梅干しジワのような表情ジワにお悩みの方には、ボツリヌス・トキシンを使ったシワ取り注射を、口元のほうれい線が気になる方にはヒアルロン酸注射が向いています。

ボツリヌス・トキシンのシワ取り注射

ボツリヌス・トキシンを気になる部位に注入することで、表情ジワの原因となる特定の筋肉の緊張を和らげ、表情ジワを目立たなくさせ、表情ジワが刻まれる前の予防にもつながります。

「ボツリヌス・トキシンで顔の表情が無くなって不自然になる?!」などと言われることもありますが、注射を打つ資格を持った医師であれば、その方の症状に合わせて注入量を決めますのでご安心ください。

ボツリヌス・トキシンは取扱いに注意が必要な薬剤で、専門の資格を持った医師でなければ施術することができません。施術を受ける際は資格を持った医師、かつどんなことでも相談しやすい環境のクリニックで受診することがとても大切です。

シワ取り注射の詳細をみる

ほうれい線へヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸でシワを埋めたり、たるみによる溝を盛り上げることで顔にハリやボリュームを出していきます。ヒアルロン酸は軟骨や皮膚など、体内に元々存在する成分のひとつです。
美容医療で使用するヒアルロン酸は、ある程度の方さを出すために加工しており、柔らかい物から固いものまで様々な種類があります。使用する場所によって医師が種類を決めて施術します。

ヒアルロン注射の詳細をみる

ヒアルロン酸注射施術

真皮ジワの特徴

真皮ジワは老化などでお肌の構造が乱れ、ハリや弾力が無くなることでお肌の表面にシワとなって現れる症状です。真皮ジワは「加齢ジワ」と呼ばれることもあります。
真皮ジワの主な原因は、老化によるコラーゲンやエラスチンの減少です。

真皮ジワ

コラーゲンとエラスチンはお肌のハリや弾力を作る

コラーゲンとエラスチンを作る繊維芽細胞の機能が低下すると、コラーゲンとエラスチンはどんどん減っていき、お肌のハリや弾力は失われてしまうのです。

健康な肌とダメージを受けた肌

また、コラーゲンやエラスチンは、加齢や紫外線のダメージによって変性する場合もあります。紫外線は「何となくお肌に悪い」と思っていても、どんな影響を与えるのかは詳しく知らない・・・という方も多いのではないでしょうか?そんな紫外線による肌老化を「光老化」と言います。

肌老化の80%は紫外線による光老化が原因

紫外線

米国皮膚科学会では「肌の老化の約80%が加齢以外の紫外線などの外部環境に影響している」と発表しています。加齢よりも光老化の方がお肌に与える影響が大きいということが分かりますよね!

また、加齢や光老化によってお肌の老化が進むことに加えて、顔にある皮下脂肪が衰えたり肥大化することで、たるみ、真皮ジワがもっと深くなってしまう可能性があります。さらに顔だけでなく首にもシワやたるみが現れるのです。

急激に痩せたり太ったりすることは、お肌にも良くない影響が出てしまうのです。無理なダイエットはお肌をボロボロにしてしまいますよ。

真皮ジワを防ぐ対策

紫外線対策

真皮ジワを改善するには、スキンケアの基本となる保湿も大切ですが、ハリや弾力を作るコラーゲンやエラスチンにアプローチするケアが必要です。若い頃にお肌を焼いていた、という方は特に真皮ジワが起こりやすいので、早めに対策をした方が良いでしょう。

真皮ジワを対策&予防する医療美容

肌の創傷治癒力を利用したダーマペン

紫外線による光老化に対しては超極細針で肌に穴を開け、皮膚の再生を促すダーマペンが向いています。皮膚の再生が活発になることで、ニキビ跡やクレーター、毛穴の開きなどの肌トラブルの改善も期待できます。

また、お肌の状態に合わせて、「ヴェルヴェットスキン(ピーリング)」「ウーバーピール(低刺激性のピーリング)」などのピーリング剤との組み合わせも効果的です。

ダーマペンの詳細をみる

dermapen4
光老化にビタミンA補給できる化粧品 エンビロン

毎日のスキンケアに取り入れたい、「光老化」に着目して作られたENVIRON(エンビロン)は、医療機関でしか購入できないスキンケアシリーズです。日々紫外線にさらされる私たちの肌が渇望するビタミンAを、肌の状態に合わせて段階を踏みながら濃度をアップさせていくプログラムがあります。

エンビロンの詳細をみる

紫外線に強い身体づくり 飲む日焼け止め

肌に塗る日焼け止めは大前提として、身体の内側から紫外線に強くなるサプリメントも取り入れると良いでしょう。光老化の原因となる「活性酸素」と「糖化」に着目し、紫外線への抵抗力をアップさせる成分が配合されています。
様々な種類のサプリメントが販売されていますが、中でもおすすめなのは「ソルプロ リュプス ホワイト」です。サプリメントの詳細を見る

ソルプロとヘリオケア

シワの種類と原因別対策方法のまとめ

「肌の乾燥」が主な原因の【小じわ】

乾燥を防ぐ保湿対策を行い、生活習慣や食生活も見直す。
対策と予防には「水光注射」「ジェネシス」のレーザー治療、「PRP(濃厚血小板シワ治療)」を。

「表情筋の衰え」が主な原因の【表情ジワ】

表情筋のエクササイズや医療美容初心者でも挑戦しやすい「しわ取り注射」「ヒアルロン酸注射」を。

「光老化によるコラーゲンやエラスチンの減少」が主な原因の【真皮ジワ】

年間を通した紫外線対策を行い、保湿をしっかり行う。「ダーマペン」や光老化に特化したスキンケア「エンビロン」シリーズを毎日のスキンケアに取り入れる。